念佛寺books
2022.02.09

宗祖親鸞聖人によれば、真実の教は『仏説無量寿経』の教法であり、無量寿経は四十八願を説かれた経典であるといわれました。この四十八願の中、第一八願が要であり、四十八願は第十八願に収まり、十八願を開くと四十八願になると古来からいわれています。
真宗は「本願を信じ念仏もうさば仏になる」教えですが、本願とは第十八願ですから、この十八願をどう受け取るかという点は非常に重要で、これの受け取り方によって、真宗の教相の色合いが微妙に変わってまいります。
そこで第十八願をどう読めば良いのかということで、これについては、多くの学僧が解釈を施されてきました。では親鸞聖人はどのように第十八願を領解されたのか、それを聖人のお言葉にできるだけ沿って伺ってみたいと思います。
又第十八願は現代に於てどういう意義を開示しているのか、それらのこともたずねてみました。
ほぼ同じ事柄に焦点を当てておりますので、趣旨に繰り返しが多くなっています。これは書き記す中で、できるだけ分かりやすく正確に伝わってほしいということで、くどくどしくなっていることをご承知おきください。
お求めの際には、念佛寺に電話やメールなどでご連絡をください

『松並松五郎念仏語録』 土井紀明編
松並松五郎氏は明治42(1909)年3月24日、奈良県橿原市に誕生。
小学校を出て、村の工場で働くが、その後、姉の工場などで生涯職人として働く。
18才の時、お説教で
「弥陀の本願ともうすは、名号をとなえんものをば極楽へむかえんとちかわせたまいたるを
ふかく信じて、となうるがめでたきことにてそうろうなり」(末灯鈔)
の聖語を聞いて念仏一筋の道に入る。
29才の冬、「念仏は弥陀の勅命」なるを感得する。
以後、有縁の人々に真宗念仏の真髄を伝え、平成9(1997)年12月26日88歳にて往生。
ご購入の際は、念佛寺に電話やメールなどでご連絡をください

『近代教学と伝統教学の接点』 土井紀明
目次
1 聖道の慈悲と浄土の慈悲
2 信心でなぜ往生が定まるのか
3 近代教学と伝統教学の接点
4 西田哲学と真宗 1
5 信はどこから起こるのか
6 信因称報説を検討する
7 西田哲学と真宗 2
8 ものとこころと流転
9 第十八願はなせ至心信楽の願か
10 十八願より見た二十願
11 真宗に於ける寿命無量の意義
この本は同人誌『朋友』(現在廃刊)に掲載したいくつかの散文を新たに
纏めたものです。真宗の行信論を中心に現代の問題点などを考察したものに
なっています。
ご購入の際は、念佛寺に電話やメールなどでご連絡をください

『真宗教学の諸問題』 土井紀明
目次
1 清沢満之と親鸞の接点を求めて
2 清沢満之の如来観
3 <願に生きよ>を問う
4 今いのちがあなたを生きている
5 仏のいのちと物質の領域
6 世からすくわれて世に生きる
7 死んだら終わりか
8 生死輪廻と往生浄土の教え
9 主体の死後の存続の可能性
10 救済は仏心が業識体に露わになる経験
11 心は脳に納まるか
12 信心は長生不死の神方
13 清沢満之と本願の名号
14 現代の不安と本願の念仏
同人誌『朋友』(現在廃刊)に掲載していた散文を新たに
纏めた真宗教学の諸問題に関するもの
他と内容が重複しているものもある
購入の際は念佛寺に電話やメール等でご連絡をください

『真宗の念仏と信心』 土井紀明
目次
1 真宗信心の原点
2 摂取不捨の真理
3 第十七願はなぜ往相回向の願か
4 第十八願における行信の関係
5 浄土の教えは不可思議の教法
6 本願力回向の行信
7 即徳往生をどう理解するか
8 仏恩報謝の念仏とは何か
9 念仏往生の願より発る信心
10 真宗に於ける救済の構造
11 疑いと信心の関係
12 なぜ念仏は消えていったのか
13 名号は如来の直説法
14 誓約する本願の意図
同人誌『朋友』(現在廃刊)に掲載した散文を新たに纏めなおし
真宗の諸問題に深く切り込む
多少内容に重複しているものもあり
購入の際は念佛寺に電話かメールなどでご連絡をください

『仏に遇うまで』 土井紀明
” 少なくとも私においては「私は私でしか生きようのない」、
そういう道において、
本願念仏に導かれていく外はなく、
まや確実にお念仏はその人をその人なりに
普遍的な真実へと導きたもうと思っております ”
著者の生い立ちから真宗との出遇い、
求める中で出会った人々、
そして遇仏
著者の紆余曲折の人生の中で念仏をひたすら求めた念佛者の自叙伝です
ご購入は念佛寺へお電話やメールにてお知らせください

『木村無相 お念佛の便り』 土井紀明
念佛詩人木村無相師に出会い
ご往生なさるまでの約15年間篤い御法縁をいただきました
念佛の信心を求める人の「光」となれば
幸いです
木村無相師の33回忌に永田文昌堂より出版にいたりました
本体価格2000円
ご購入は書店やインターネット、念佛寺にて販売しております