前回に引き続き、香樹院師のことばより学びます。香樹院の語録はお念仏の信心を簡潔に表現されており、現代のわたしたちにもそのお心が充分にいただけるものになっています。
動画に「南無阿弥陀仏こそ活仏」という見出しを付けておりますが、これこそ香樹院師の核心だったのでしょう。念仏によって仏に遇うということ、それは阿弥陀仏の摂取不捨のおはたらきに遇うということに他なりません。どこかに探すのではなく、口から出てくる一声の念仏に法を聞いていくということでしょう。このお心を聞いていくことが浄土真宗の聴聞ということであると香樹院師のことばに知らされてきます。
念佛寺